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田力ノート無農薬、無肥料稲作栽培の記録から
2008.09.04 Thursday
晩期栽培(ばんきさいばい)
稲作における晩期栽培とは稲の移植期(田植え)を通常の5月初旬から、5月中旬以降に遅らせ、そして出穂期も遅らせることで、冷害のリスクを分散させる目的で行われる。
平成15年に東北地方を冷夏が襲い、多くの水田でイモチが発生して冷害の被害を生じたが、移植期の遅い水田では、天候の回復した8月中旬以降に出穂し冷害の被害が少なかった。このため晩期栽培は注目を浴び、以後、これを推奨する地域が増えた。一般にイモチの被害は出穂期の低温により被害が拡大するとされる。 【その他、晩期栽培のメリット】 また、晩期栽培は通常の登熟期よりも遅れるため、より気温の下がった時期に稲の登熟を迎えることになる。収穫する米は冷涼な気候で登熟したほうが品質が高まるされ、その意味でも晩期栽培は、メリットが期待できるだろう。 さらに晩期栽培の効果には、代掻き用水のピーク低減も期待される。代掻き用水とは田植え直前に行われる代掻き作業に必要な用水で、全期間を通じて、稲作における最も必要量の大きい用水である。このため、ポンプ、ため池、ダムなどの農業灌漑施設は、代掻き用水量から規模が決定される場合が多い。 【晩期栽培の課題】 晩期栽培を行うためには、単に移植時期を遅らせるだけでなく、その前段となる育苗作業も遅らせる必要があるが、移植苗を購入により賄う農家ではこれが課題となる。 また通常の移植期である5月上旬はゴールデンウィークと重なり、家族等、人手の得やすい時期であり、人手のかかる移植作業にも好都合であるが、5月中旬以降に移植作業を行うためはに、人手の確保も課題となろう。 【その他】 農薬を使わない稲作に取り組む、田力つながり関係の稲作農家のほとんどは5月中旬以降に田植えを行っており、6月以降に田植えを行う農家もいる。 昭和初期頃まではハウス育苗も無く、気温が上昇してから育苗が開始されるため、現在より育苗の時期が遅く、移植機期も5月下旬以降が一般的であったようである。 【記:平成20年9月3日】 ▼関連リンク ・代掻 ・農薬を使わない稲作 ▼参照リンク ・田力つながり田んぼ 田んぼに関わる専門用語と、田力つながりで用いている用語を解説します。 下記の説明文中「黒」で記す部分は一般的な認められた事項を、「青」で記す部分は、田力つながり仲間で解釈している事項を記載しております。 コメント
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