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自然栽培の田力の米
農薬を使わないお米、肥料を使わないお米を宮城県から全国に発送します。

 自然栽培米のお届け

【2012年産の新米 出荷開始】

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 いにしえの品種、その野性味が自然栽培でよみがえります。
宮城県色麻町から

【2012年産の新米 出荷開始】

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 自然栽培のササニシキを天日干しにしてみました!おてんとの味わいをお楽しみください。
宮城県色麻町から

【2012年産の新米 出荷開始】

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 でんでんむしむしカタツムリ、自然栽培の六次産業を目指します!
宮城県石巻市和渕から

自然素材の農業資材
工場は津波で流された。だけど竹チッパーは10トン車の下から発掘できました!

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田力ノート

無農薬、無肥料稲作栽培の記録から
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ほ場整備(ほじょうせいび)
 「圃場整備」と記すこともあるが、「ほ場整備」と記すほうが一般的である。また「基盤整備」と言われることも多い。
 簡単に言えば水田の区画整理のことであり、小規模な水田の区画を大きくし、これと併せて農道を拡幅したり、また用水路と排水路を分離させ、土水路をコンクリート水路にしたり、パイプラインにしたりする。さらに暗渠排水を設置する場合も多い。

【ほ場整備の変遷】
 一般に言われるほ場整備は30a以上の区画を標準として昭和40年代以降行われるようになったものを言うが、その目的は時代の要請によって少しずつ変遷している
 昭和40年代には、新たに水田を開発する「開田行為」が規制され、農業灌漑施設の整備も進捗したことから、次の課題として既存の水田整備が課題として取り上げられることになった。
 この当時のほ場整備は機械作業の効率化を主目的として行われた。また区画整備以外にも、一戸の農家が所有するあちこちに分散していた水田を一ヶ所に集積することも大きな目的であった。
 その後、平成になると食管法が廃止となり、海外からの農産物輸入自由化の圧力、農家の後継者不足、米の需要低迷、米以外の主要農産物の自給率低下など農業を取り巻く様々な課題が顕在化してきた。
 こういった課題を解決するため、「ほ場整備事業」の費用の大部分を補助金が賄うことになり、各地の水田ではほ場整備が盛んに行われることになる。
 この頃のほ場整備事業は、以下の効果を主眼に置いている。
 
 ・特定の専業農家が兼業農家等の水田を借り受け、農業経営の効率化を促進する→農地の集積
 ・麦や大豆など良質な転作物が収穫できる水田に改良する。→汎用化水田

 以上を促進するため、ほ場整備は単なる水田の区画整理や施設の整備のみならず、農家経営の構造改革を促進するソフト事業とセットで行われることが多くなった。

【ほ場整備と農地の集約】

 しかしながら農地集積が期待どおり進捗しなかったり、仮に進捗していたとしても、それが表面上だけだったりと、肝心の農家経営の効率化が進捗しない事例もある。これは水田経営というものが単なる経済活動以外の別の要因に左右されること、また農業政策に限らず官主導型の経済政策が効力を発揮し難くなった日本の社会構造も背景にあるのかもしれない。

【ほ場整備と環境配慮】

 平成12年には、ほ場整備の根拠法となる土地改良法が改正され、新たに環境への配慮も重要な項目となった。これを受け、今までコンクリートで覆うことが多かったほ場整備の水路も土水路のままとし、そういった水路に生息する生き物を育むような整備手法が行われることも多い。
 現在のほ場整備は、従来のような特定の専業農家への農地集積に加え、複数の兼業農家が農家法人を設立し、その法人による農地の集積(集落営農)の推進も大きな目標となっている。
 この集落営農に疑問を唱える農家も少なからずいるが、その一方で、区画が成形され、道路幅も広くなり、そして水路を整備するほ場整備は、農作業の軽減化に果たす役割が大きく、高齢化の進む農家からの需要は相変わらず大きいようである。

【有機稲作栽培におけるほ場整備のメリット】
 農薬を使わない稲作を行う場合にも、ほ場整備による水田整備はいくつかの効果を発揮しているようである。例えば、雑草の抑制を考え場合、深水管理など田面水の水管理が重要となるが、これを効率的に行うためには大きな畦畔や、また水管理の容易なパイプラインなど灌漑施設がほ場整備により整備されると効率的である。
 また有機物施肥は、その分解過程で予期せぬ成分を土壌に蓄積させることがあるが、暗渠排水や排水路が整備されれば水田が乾田化し、適度な地下浸透が恒常的に行われるため、そういった成分の陳謝代謝も図られ、また乾土効果も発現し易くなる。
 さらに農薬を使わない稲作は、隣接する慣行水田との関係(農薬を使わないために繁茂する雑草や病害のリスク、灌漑時期の違いから生じる隣接田への漏水や灌漑施設の利用)に配慮する必要がある。ほ場整備により水田の所有位置が流動化し、農法毎の棲み分けができれば、これも農薬を使わない稲作にとってメリットになるであろう。
 それ以外にも区画が大きくなり、水田形状が成形されれば、除草機作業も効率的に行えるであろうから、こういったメリットも無視できない。

【有機稲作栽培におけるほ場整備のデメリット】
 一方で、農薬を使わない稲作を継続して後、ほ場整備を行えば、それまでに農薬を使わないために培ってきた土壌がほ場整備で失われるデメリットもある。
 また、ほ場整備により、用水の効率化を目的として用水の循環利用が行われた場合、農薬を使用する慣行水田からの排水が用水に利用されるため、有機JASの認定の障害になりうる可能性もある。

▼関連リンク
 ・暗渠排水
 ・無農薬稲作(有機JAS)

【記:平成19年9月10日】


 田んぼに関わる専門用語と、田力つながりで用いている用語を解説します。
 下記の説明文中「黒」で記す部分は一般的な認められた事項を、「青」で記す部分は、田力つながり仲間で解釈している事項を記載しております。

 
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